学生や児童の理科離れが叫ばれる昨今、将来的な日本の技術力の低下を懸念する声も上がっている。そんな中子どもたちの理科離れ阻止へ一役を買ってくれそうな、科学をテーマにしたおもちゃ「サイエンストイ」が静かにブームになっている。
中でも一番注目を集めたのが、バンダイナムコHDの傘下のバンダイが6月から販売を開始したデジタル顕微鏡「アイクロップス」。テレビにつなぐことによって対象物を画面に200倍の大きさに映し出せるというもので、7980円と玩具としては決して安くないにも関らず、「非常に好評で、既に2万個ほど出荷した」(バンダイ広報)という。予想を大幅に上回る推移で売れているのは確実なようだ。
子供用科学雑誌の雄で、雑誌付録の科学教材で昔から科学少 年・少女を魅了し続けてきた学習研究社は、近年では「科学のタマゴ」や「大人の科学マガジン」など新たなムック本を刊行して子どもから大人まで幅広い年齢層の知的好奇心を満たしている。以前は電子楽器テルミンを付録にしたことで話題になった。ちなみに、12月に発売される次号の「大人の科学マガジン」の付録は、日本史でも学んだ平賀源内のエレキテルだ。
また、来年7月には国内で46年ぶりとなる皆既日食が起こり、天文への関心も高まることが予想される。家庭用プラネタリウムも日々新作が登場している。セガトイズの「ホームスター」シリーズは、これまで累計24万台売り上げてきたが、12月下旬には最高級モデルの「ホームスター EXTRA」を発売。約12万個もの星がきらめく夜空を再現するもので、6万900円と高価ではあるが、年間販売目標として1万台を掲げる。(図)

手軽に星空を楽しみたい人はタカラトミーの「手作りプラネタリウム 星空工房」。こちらは自分で組み立てて穴を開けるタイプ。さらに同社は来春、3,4センチメートルながら人工知能を搭載した新しい2足歩行ロボット「ROBO-Q」を発売する。量産型としては世界最小ということで、こちらにも期待が高まる。
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