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040トレンド

2007年5月25日

環境、経済、社会教育とボードゲーム

テレビゲームが全盛だが、家族や友人など大勢で集まって楽しめるボードゲームも人気は根強い。一家だんらんや飲み会のコミュニケーションの道具ともなる。
一般的なのはすごろく型で、定番とされるタカラトミーの「人生ゲームEX」は年間で約13万個を販売するなど人気が高い。

みんなで遊びながら学ぶ、こういった相乗効果を狙うゲームもある。

島津製作所の環境ボランティアグループ「え~こクラブ」は昨年10月に「え~この京路地(みやころじ)すごろく」なるものを作成。
すごろくを通じて、ごみ削減のノウハウを学ぶというもの。
まず京都市で一人が一年間に出すごみの量、400キログラムを持ってスタート。コマを進めながら、ゴールまでにどれだけ減らせるかを競う。
「おせちの残りを工夫して食べる(マイナス10キログラム)」など環境への取り組みが記されたコマで止まれば、一定量のごみを減らせる。逆に「使い捨てカイロをたくさん使う(プラス5キログラム)」というコマでは増えてしまうわけだ。
ユニークなのは「発見!京路地」のコマ。傘を修理に出したり、衣類の染め直しをしたり、京都ならではの知恵でごみを減らすことができる。
作成には京都大学などの環境サークル「京都R」のメンバーも協力。

ゴール時に持っているごみの量を100キログラムまで減らせる場合もあれば、逆に500キログラム以上に膨らむこともある。ごみ減らしを楽しみながら学べそうだ。

 

他にも近年、人気を集めているのがゲームを通じて経済や社会の仕組みを学んでいくもの。
学研トイズの「学研のこどもMBA『経済』価格変動ゲーム」はそのひとつだ。
学研の小学生向け経済セミナーで使用していた教材を買いたいという保護者の要望が商品化のきっかけ。

プレーヤーはレストランのオーナーになり、レシピカードに書かれた食材を買い集める。レシピを完成させれば売り上げが増える仕組みだ。「冷夏で農作物の収穫量が減った」というニュースカードを引くと食材の値段が上がり、需給関係を実感できる。「中学入試の時事問題対策として、社会への興味を持ってもらおうと購入する親も多い」

タカラトミーの「おしごと発見!人生ゲーム」は定番ゲームに社会教育の要素を取り入れた。ベストセラーになった村上龍氏「13歳のハローワーク」(幻冬舎刊)で取り上げられた職業のうち100種類を採用。億万長者を目指すのは通常の「人生ゲーム」と同じだが、医者やスポーツ選手のほか、すし職人や古本屋など多くの職業を集めた。

ゲームを使って社会を楽しく学ぶ。学びのきっかけが広がる。

島津製作所HP http://www.shimadzu.co.jp/
学研HP http://www.gakken.co.jp/
タカラトミーHP http://www.takaratomy.co.jp/

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