電子書籍の閲覧ができる端末「iPad」が米国で発売された。世間の注目の中初日だけで30万台を売り上げたが、このiPadが早くも教育に導入された。

米国の3大学では、学生と教師にiPadを無料で配布。配布を行ったのは、シートン・ヒル大学、ジョージ・フォックス大学、アビリーンクリスチャン大学。授業への導入や、学習管理面での実験的な利用が行われるようだ。iPadを使うことによる教育の変化そのものを見るねらいがある。
Apple社は教科書会社と契約はしていないが、iPadを手にした学生たちは、サードパーティーの米CourseSmart社を通じて、5大教科書出版社の教科書を含む約1万冊の電子教科書にアクセスすることが可能。同社のサービスは契約購読ベースで、料金を払うと一定の期間だけ、選択した電子教科書を利用することができる。同社はすでにiPadアプリを発表している。
iPadの日本での発売は4月後半が予定されている。発売後は、日本でもすぐに教育向けの利用が検討され始めるだろう。
iPadは9.7型液晶を搭載したキーボードレスのタブレット型コンピュータ。本体サイズは189.7×242.8×13.4mm(幅×奥行き×高さ)で、アルミニウム製の製品重量は680~730gとノートパソコンよりはるかに軽い。1回の充電によるバッテリの連続駆動時間は10時間。バッテリは、約1,000回の充電後も80%以上の容量を保持するとしており、長時間家の外で使用することも可能だ。
iPadは従来の紙媒体の教科書に代わり、教育にデジタル革命をもたらしうるのか?iPhoneおよびiPod Touch端末では、文字入力におけるタッチパネルの不便さが指摘されたが、iPadはその点を克服するのか。
また、iPadにおいて期待されるのが「メモ機能」だ。紙媒体の教科書のように、学習の要点を書き込んだり、ラインでチェックを入れたり、といった作業が自在にでき、しかもその書き込みが記憶できたとしたら、iPadが学びのスタイルの新時代を築くのは間違いない。
自分の書いた書き込みがデジタルのデータに変換でき、新たに文書として再構成できる、といった時代が来るのもそう遠くはないかもしれない。
ただ、そういったことが可能になれば多くの教育関連産業に影響が出ることになる。
iPadが日本に上陸する際にどんな衝撃が生み出されるのか、引き続き注目したいところだ。
◆Apple Japan ホームページ内「iPad」詳細ページはこちら。
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