国連教育科学文化機関(ユネスコ)は21日、世界20カ国の国立図書館など30以上の機関に収められている書籍・図版などをインターネット上で無料閲覧できる「世界デジタル図書館」の開設を発表した。貴重な情報を世界的に共有するとともに、先進国と途上国の間のデジタルデバイド(情報格差)の解消も視野に入れる。
ホームページは、米議会図書館のチームがエジプトのアレクサンドリア図書館の支援を受けて4年をかけて構築した。現在、世界21カ国の図書館や文化・教育機関が収蔵する歴史的な書籍や地図、手書き本、写真など約1250点もの資料が公開されており、それぞれアラビア語、中国語、英語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語の7言語で解説を読むことができる。
日本からも国立国会図書館が、著作権のないものや、切れていたりする資料を提供。「源氏物語」「小倉百人一首」や日本国憲法、古地図などが収められている。
ユネスコの松浦晃一郎事務局長は「世界電子図書館は、文化の多様性を称賛し、情報の自由な流通、知的共同体創設の基盤となるものだ」と語った。今後、所蔵品のデジタル化などを進め、閲覧対象数を増やしていくという。また、各資料の多国語への翻訳なども検討。
・世界デジタル図書館のホームページ http://wdl.org
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