EUは、「第61回フランクフルト国際ブックフェア(Frankfurt Book Fair)」において、電子図書館「EU Bookshop Digital Library」を公開した。約50言語に対応しており、EU加盟国外からでもおよそ14万点の資料が無料でダウンロードできる。
EUは2008年2月から、約250万ユーロ(約3億4000万円)の費用をかけて約11万点、1200万ページの刊行物をスキャン。今後も毎年1500点のデジタル文書を追加し、刊行物のデジタル化もさらに進める予定。
欧州委員会のレオナルド・オルバン委員は18日、電子図書館計画について「EUの歴史を加盟各国の多様な言語で保存・振興するため」だと述べた。また本計画の提言書を出したビビアン・レディング委員らは、米国のGoogleブックの取り組みへの対抗姿勢を示した。
EU Bookshop Digital Libraryのデジタル資料は、EU各国の図書館や博物館による電子図書館ポータルサービス「ヨーロピアナ(Europeana)」からも利用が可能になる予定。著作権者が不明ないわゆる「孤児作品」の問題を解決し、広く新しい知識の供給を実現することを目指すとしている。欧州委員会は利害関係者と、コストパフォーマンスのよい書籍のデジタル化の実現に向け話し合いを進めていくとのこと。
・「EU Bookshop」(英語)のウェブサイトはこちら
http://bookshop.europa.eu/eubookshop/index.action?request_locale=EN
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