ベネッセコーポレーションは3日、難関大学専門の進学塾である鉄緑会(東京)の株式の8割を取得し傘下に収めることで同社と合意した。
買収を機に鉄緑会の地方進出やインターネットでの遠隔教育などで地方の受験生の取り込みを狙う。
少子化が進むなか、ベネッセは主力の通信教育「進研ゼミ」の利用者数が減少傾向にあり、相乗効果を出せる学習塾などのM&A(合併・買収)を加速している。
ベネッセは子会社化後も鉄緑会の現校舎を存続する。12月下旬に鉄緑会の経営陣から株式を取得。今後、鉄緑会の管理部門などに社員を数人派遣する予定だ。
鉄緑会は東京と大阪で各1校を開設。生徒数は約4700人で、難関大学に高い合格率を誇る。買収を機に東京、大阪以外への進出を検討するほか、ベネッセは東大・京大受験生向けの教材作成に鉄緑会のノウハウを活用する。ベネッセ傘下の英会話教室、ベルリッツと鉄緑会との協力で海外名門大学の受験・留学の支援にも乗り出す。