教科書向け電子書籍端末の開発ベンチャー企業のKno社は11月8日、同社が発表していた学生向け電子書籍端末「Kno」の販売価格や発売時期を明らかにした。
KnoシリーズにはiPadのような1画面型のシングル画面モデル(599ドル=約4万9000円)と、左右見開き型のデュアル画面モデル(899ドル=約7万4000円)の2種類がある。2種類とも、16GB版と32GB版がある。現在限定的に予約を受け付けており、年末に数量限定で出荷する予定だ。14型カラー液晶モニター/WiFi/Bluetooth/バッテリー寿命6時間/スタイラスという仕様。
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同社は、Kno向けの電子教科書ストアも開設。電子書籍版の価格は、だいたい印刷版の30~50%。また、授業を取るのをやめたりして教科書が必要なくなった場合には、電子教科書を購入して30日以内なら簡単に返品することができるという。端末のインタフェース次第では、大学生を中心に学生の「安くて軽い」勉強の友になるかも。
新端末Knoの操作性については、下の動画で見ることができる。
KindleやiPadだと、紙の教科書のようにメモを取ったり線を引いたりできないため、授業のおともには向かないと思われていたが、Knoではペンを使って自由に書き込むことができる。
また、ノートブックのアプリケーションを使ってノートを取ることができる。Knoのウェブページの情報によると、電子教科書から、重要な箇所をキャプチャしたりもできるようだ。
電子書籍リーダー、ノートブック機能、ウェブブラウザのほか、今後もアプリを追加していきたいとしている。
利用可能な電子書籍の数ははっきりとわからないが、ビジネス/ジャーナリズム/コンピュータサイエンス/教育/エンジニアリング...と多岐にわたり、数も多い。1000ページを超える書籍を持ち歩いて電子端末上で見ることができるとなれば、学生にとっては大助かりだ。
Kindleを実際に授業に活用する実証実験の際には、しおりをはさむ、マーカーでしるしをつける、付箋でチェックする、といった注記機能が貧弱であったことが問題になった。また、ページをめくる速度が遅いために授業スピードに遅れてしまうといった難点も。Kindleのこういった点に関しては改善がはかられているが、はたしてKnoはどうか。
また、すでに登場している電子端末に比べてかなり大きさが大きいことも、どんな評判を呼ぶのか注目される。A4版のタテの長さは約30センチだが、Knoのタテは14.1インチ=約36センチ。2画面を広げて見ると、大きな百貨辞典を広げているような感覚だ。画像を見たところ厚みもけっこうありそうだ。「立ち読み」するにはちょっとつらそうだが、実際の使用感がはやく知りたいところだ。
◆参考URL
・Kno社のホームページ
◆参考記事
・教科書向け電子書籍端末の開発ベンチャーのKno社、電子書籍端末「Kno」の価格と発売時期を明らかに(hon.jp 2010年11月11日)
http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=1861
・大型2画面タブレット「Kno」、価格は899ドル(ITmedia 2010年11月10日)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1011/10/news047.html
・iPad等の登場により動き始める米国の電子教科書(情報通信総合研究所 InfoComニューズレター 2010年11月10日)
http://www.icr.co.jp/newsletter/report_tands/2010/s2010TS258_3.html
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