大手前大学を運営する学校法人大手前学園と株式会社デジタル・ナレッジは2月1日、eラーニングを活用して高等教育機関の教育力向上を支援する産学連携の新会社、「株式会社デジタル・エデュケーショナル・サポート」を設立すると発表した。
新会社では、「ユニット自由選択制」「ダブルメジャー(主専攻・副専攻)制」の導入など、大手前大学で実践されている先進的な大学改革のノウハウと、デジタル・ナレッジのeラーニングノウハウを結集し、eラーニングの開発・推進を核とした高等教育機関サポートサービスを提供する方針。
具体的には、願書受付、履修登録、授業、各種申請、学生生活など、入学から卒業まで幅広くカバーする高等教育機関専用のeラーニングシステムを開発・提供する。さらにシステム提供だけでは不十分とし、その運用管理から、教材コンテンツの企画・開発、大学教育プログラムの評価、教育補助者(チューター)の管理育成、チーム体制による授業支援まで、大学教育力の向上を実現するために必要な支援を、ソフト・ハード両面から総合的に行う。
新会社の代表取締役社長には、大手前学園 理事長の福井有氏が就任する。
米国ではすでに350万人の学生がeラーニングのみで授業を受けているそうだ。通学を主とする学生、通信を主とする学生、その両方を自由に選択する学生、と学生形態が広がれば、時間と場所から学生を解放できるなどメリットは大きい。授業をアーカイブ化することもできるので、同じコマの複数の授業を受けたり、他大学の授業も気軽に受けたり、授業のオープン化により、人気のある授業の評価を行ったりもできる。大学側にとっても、中退者を減らすことにつながり、メリットがあるそうだ。
当面は、大手前大学におけるeラーニング開発を進め、3年目以降から他大学への展開を図る方針という。