eラーニング導入事業を行っている株式会社デジタル・ナレッジは、2010年10月8日(金)14:00より、セミナーシリーズ「第6回 学習者の視点でeラーニングを考える会」を無料開催するという。
詳細および申し込みは、こちらのページへ。
http://www.digital-knowledge.co.jp/seminar/p366.html

同セミナーシリーズは、昨年秋からこれまでに5回開催されている。「学習に対する壁をいかに克服させる(する)か」(第1回)、「どうしたら楽しく学習が継続できるか」(第2回)、「今のeラーニングに足りないものとは?~さまざまな学習方法の向き・不向き~」(第3回)、「学習の価値」(第4回)、「まなびたくなる学びの場」(第5回)といったテーマで、eラーニングの実際の効用について、ケーススタディを挙げたディスカッションを中心に理解を深める内容。
報告書によると、同セミナーの主眼は、「eラーニングが、先生や管理者の利便性だけでなく、学習者にとっても効果的でメリットのある学習方法だと位置づけられるようにすること」にあるようだ。主催の株式会社デジタル・ナレッジは、通常行っているeラーニングベンダー事業の中で「実際の学習者は、われわれが作ったシステムをどのように学習しているのだろう?」という疑問から、このセミナーシリーズを開講するに至ったという。
eラーニングシステムは実は、学習者本人のことを考えて開発されることは少ない。実際は、企業の管理者や教育者をクライアントに開発されることが多いのだ。そのため、「経費削減」、「授業回数を減らして効率化する」、といった管理者側にとってのメリットが開発の動機であり、学習者にとってのメリットは開発時点で置き去りにされているのが現実だ。「いつでも・どこでもできる」といった利便性を超えて、講師・教師を目の前に教室で受けるリアルの授業以上のメリットを提供できているのだろうか。その点には大いに疑問が生じるところだ。
こういった点について、eラーニングベンダー自身が見直す取り組みは画期的。eラーニングはもともと管理者にとっての必要性から生じたものであるが、コンピュータのほかポータブルの電子端末、そしてクラウドコンピューティングなどシステム開発の技術発達の勢いにのって急激な進化を遂げてきた。長引く不況の中、経費削減が急務となった企業にとっては、eラーニングシステムの開発はやむを得ない救護策でもあった。しかし、「流行りもの」となったからこその矛盾もある。eラーニングであること自体がもてはやされる一方で、そもそもの教育効果が骨抜きとなっている現状を前に、ジレンマを感じているのは開発者自身だ。同様の問題を抱える業者を中心に、第6回も盛況が期待されるところ。
eラーニングコンテンツおよびシステムの開発は、あくまでビジネスであると考えられている。しかしながら、そこにeラーニング自身の独自の価値を見出そうとするならば、リアルの学習とは独立しまったく新しいコンテンツおよびシステム開発と、教育目標の設定が必要だろう。
◆株式会社デジタル・ナレッジのホームページはこちら。
http://www.digital-knowledge.co.jp/
◆プレスリリースはこちら。
http://japan.cnet.com/release/story/0,3800075553,10465016,00.htm
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