ジャスダック上場で語学教材出版のアルクは16日、ネット通販のアマゾンジャパンと組み、子ども向け英語教材の通信販売サイトを開設した。同日に発売するアルクの英語情報誌と連携。アルク以外の商品も取り扱う。両社のブランド力を生かし、市場拡大が見込まれる子ども向け英語教材の販売を拡大する。
新サイトはアマゾンのサイト内に開設する。品ぞろえはアルクの情報誌で紹介した商品を中心に、アマゾンとアルクで検討し、順次増やす。アルクのほかTBSなどの英語学習教材21商品をまずは掲載する。アマゾンは各社の商品を仕入れ、在庫の管理から受発注、発送など通販サイトの運営全般を請け負う。
サイトと連携するのはアルクの英語教育情報誌「子ども英語カタログ」。英語教材の体験記や英会話教室の情報など子ども向け英語教育をテーマとし、6万部を発行する。新サイトは、アルクが雑誌の付録で紹介した英語を学べる玩具や本などを用意。雑誌を見て興味を持った利用者を、新サイトに誘導する。
アルクは自社サイトで通販事業をしているが集客力に限界があった。アマゾンと組むことで販売機会を増やすほか、他社製品の購入者をアルクの教材や情報誌の購入につなげる。
アルクは主力の英会話の通信講座が伸び悩み、昨年5月期は連結経常損益が赤字に転落した。そのためネット関連サービスや書籍などの教材販売を強化している。特に幼児向けの英語教育については、消費者の関心が高く市場は拡大傾向にある。外出を手控えがちな育児中の親でも利用しやすい、ネット通販を強化し教材販売を伸ばす。