iPhone / iPad向けのKindleがバージョンアップし、テキストを読みながら辞書を参照することができるようになった。
今回実装された機能では、Kindleを使って文章を読んでいるときに、画面にふれて文字が選択されている状態にするだけで、自動的にその単語の意味が画面下に表示されるようになっている。搭載されている辞書はOxford American Dictionary。
7月31日付けのTech Crunch Japanによると、AppleのiBookと同様の機能であるが、Kindleのほうがより使いやすい形で実装されているとのこと。iBookでは、単語を選択しさらにクリックすると、単語の意味がポップアップするようになっていた。今回登場したKindleの新バージョンのほうが、操作が一段階カンタンになっているというわけだ。
また、その単語をGoogleまたはWikipediaにジャンプして調べるためのリンクも表示されるとのこと。ブラウザの立ち上げのために多少時間がかかってしまうが、辞書を読んでもいまいちわからないときに便利に使える。
現在のところ英英辞典の機能しか用意されていないようだが、英和が登場すれば日本でもユーザーが一気に増えそうだ。
電子書籍の辞書との接続が良くなり、さらにインターネット検索も便利にできるようになれば、電子書籍への需要はさらに高まっていきそうだ。語学学習の観点からみると、単語の語彙を確実にふやしながら精読したいという方は紙で読んだほうが勉強になりそうだ。しかし、大体のストーリー、要旨をつかみながらスピード重視で英文を読みたいという方にはこちらの電子版のほうが断然便利。辞書が表示されたり、ブラウザが立ち上がったりするのに必要な時間にもよるが、読むための時間・手間が少なくなるだろう。辞書とテキストの間で視線が行ったり来たりする手間が省けてしまうのは魅力だ。
このような機能は、英文を読むときだけでなく、日本語の文章を読む際にもあってほしいもの。専門用語やカタカナ語がしばしば登場する文章を読んでいても、辞書やネット環境をすぐに参照できない状態にあっては調べるのも億劫になってしまうもの。今回発表された辞書機能のようにワンタッチでことばの意味を調べたり、その文章にかかわる周辺知識を参照できれば、ひとつのコンテンツを読む際に得られる情報量がぐっと増えるだろう。
また、今回登場した辞書参照機能は、テキストそのものと辞書というふたつのコンテンツを、同一画面上で見ることができるというのも利点だ。辞書を見て、テクストを見て......とふたつのものを視線が行き来していると、前の部分の内容を忘れてしまい、文章全体の流れがつかみづらくなってしまう。辞書が同じ画面上にあれば、視線の行き来も少なくなり読むのが楽になりそうだ。
複数のコンテンツ間の接続のカベが低くなれば、読書スタイルの変化にも大きな変化が現れそうだ。
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