矢野経済研究所は、語学ビジネス市場に関する調査について公表した。
2007年の市場規模は前年比3.7%減の5500億円だった。これは、業界最大手の英会話学校が破綻したことにより、全体の4割以上を占める外国語教室市場が縮小したことによる影響が大きいと見られる。
語学試験、留学斡旋、通訳・翻訳などの周辺ビジネスを含めた2007年度の総市場規模は、前年度比1.9%減の8136億円となる。企業のグローバル化にともない、通訳・翻訳市場などのBtoBサービスが拡大したことから、周辺ビジネスを除いた市場よりも、縮小速度が小幅に留まった。
外国語教室は3396億円規模で、前年度比6.4%縮小した。成人向けに限定すると11.6%落ち込んだ。しかし、幼児・子供向けは好調で、特に英語のみで保育や託児を行う施設(プリスクール)は32.9%%急伸した。
学習教材市場は前年度比1.0%増の2104億円規模となった。語学学習が語学教室から自学自習にシフトしていることが追い風となった模様。特にeラーニングは12.0%、携帯ゲーム機向け学習ソフトは31.1%急増した。
2008年度については、周辺ビジネスを含めた総市場規模が前年度比1.0%増の8216億円にのぼる見通し。外国語教室市場の減少も一段落する見込みで、外国語研修を行う企業の増加とビジネスパーソンによる学習ニーズの高まりに加え、業界の信頼回復を図る事業者の取り組みが市場を後押しすると予測される。
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