三井住友銀行が傘下のSMBCコンサルティング(東京都千代田区)を通じてeラーニング事業に本格参入することが、27日明らかになった。銀行員研修のノウハウを活かし、企業向けの社員研修プログラムを提供する。
SMBCコンサルティングはこれまで、東京・大阪を中心に接客術や決算書類の見方などに関して講習会を開催してきた。年700回もの充実した講習プログラムと三井住友銀行の幅広いネットワークで集められた優秀な講師陣が好評となり、企業からの受講者は約3万人にもなっている。
今回のeラーニング事業参入は、不況下で社員研修のコストを抑えたいものの、人材への投資・育成は継続したいという企業のニーズに応えたもの。講習会に実際に足を運ぶ従来の方式から転換、三井住友銀行の行員向けeラーニング講座を、外部企業向け研修に応用することを考案した。
去年から実際に行員に利用されている講座では、専用のポータルサイトで各行員が語学や資格試験用のプログラムを選び、空いた時間にいつでも学習することができる。今回、このプログラムで支援を受けている企業内研修用教材開発大手のレビックグローバル(東京都豊島区)と新たに連携し、eラーニング研修を外販していく方針を固めた。
eラーニング講座では、様々な社員教育プログラムから受けたい講座を自由に組み合わせることができるようにする。企業のニーズに合わせて、希望の研修スタイルを作ることが可能だ。この講座の利用で、企業は社員研修の内容充実と経費節減を同時に実現できる上に、サイトへのアクセス数を見ることにより社員の研修状況を把握することもできる。
三井住友銀行は、eラーニング参入は融資先企業に対するコンサルティング機能の拡充にもなるとする。今後、法人向け営業力の強化につなげていく。
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