Kindleに続きiPadが学習の現場に登場し、電子書籍が従来の教科書ベースの教育に替わる可能性がささやかれる今日この頃。教育における「コミュニケーション」のあり方を変えるツールとして、デジタル教材が持ち上げられる一方、その導入の効果に疑問を持つ声も上がる。
学校教育、企業内人材育成、外国語習得、生涯教育...あらゆる方面での教育にデジタル化の触手が伸びているいま、教育はどのような変化を遂げつつあるのか?新しい教育・教材に求められているものは何なのか?本書を通してそんなことを考えさせられる。
デジタル教育の進化はつい最近の動きではなく、70年代以降様々な形で進化を遂げてきた。マルチメディア教材、インターネットの利用など新しい教育の形態が試みられては、成功と失敗を繰り返してきた。
そんなデジタル教育の歴史と思想をたどり、最近のデジタル教材活用の動向も考察しながら、デジタル教材の設計・評価の実際の事例も紹介する。
著者は、東京大学大学院情報学環准教授の山内祐平氏(山内研究室のブログ: http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/ylab/blog/)
1967年生まれ。大阪大学人間科学部卒業。大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了。茨城大学人文学部助教授を経て、現在東京大学大学院情報学環准教授。博士(人間科学)。専門は、教育工学・学習環境デザイン論。MELL Project、BEAT(東京大学情報学環境ベネッセ先端教育技術学講座)のほか、教育・メディアに関わる研究プロジェクトに多数関わっている。
主な著書に、『デジタル社会のリテラシー』(岩波書店、2003年)、『「未来の学び」をデザインする―空間・活動・共同体』(東京大学出版会、2005年)などがある。
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