ウォルト・ディズニー・ジャパンのテレビ部門、ウォルト・ディズニー・テレビジョン・インターナショナル ジャパン(WDTI-J)は7月17日、映像が乳幼児の知能の発達にどういった影響を及ぼすのかを明らかにするため、研究を開始したと発表した。筑波大学大学院の研究グループに調査を委託したとのこと。
WDTI-Jは、子どもが映像を視聴することで言語の発達が遅れたり、暴力的になったりするなどの問題が取り上げられている反面で、知育教材の評価基準ははっきりしていないと指摘。研究を通して、映像教材(知育番組)に注目し、両親や教育関係者による未就学児への映像教材の選択の基準や、映像の教育効果をディズニーの映像作品を使って明らかにしていくとのこと。
WDTI-Jは筑波大学大学院の徳田克己教授を中心とする研究グループに研究を委託。2008年11月から今年3月にかけて映像評価の観点から研究を行った。
その研究成果の発表の初回として、「子どもが映像から学ぶことができる内容に関する18項目」を発表。「映像の評価に関する11項目」に加え、さらに知育面に焦点を当てて評価を行うために作成されたもの。18項目は以下の通り。
1 健康のために良い習慣や態度を習得できる
2 嬉しい,楽しい,悲しいなどの感情表現の仕方を学ぶことができる
3 仲間と協力して物事を成し遂げることの大切さを学ぶことができる
4 困っている仲間を助けることの大切さを学ぶことができる
5 自分の役割を責任もって果たすことの大切さを学ぶことができる
6 思いやりの気持ちをはぐくむことができる
7 物の性質や使い方を知ることができる
8 数の概念を学ぶことができる
9 形の概念を学ぶことができる
10 大きさの概念を学ぶことができる
11 身近にある草花や動物,昆虫などに関心を持つことができる
12 色々な言葉を学習することができる
13 コミュニケーションのスキルを学ぶことができる
14 自分の力で問題を解決しようとする意欲を育てることができる
15 物事を解決するうえで,じっくりと考えたり工夫したりすることの大切さを学ぶことができる
16 美的感覚が身に付く
17 身体を動かすことの楽しさが伝わる
18 正義感を身に付けることができる
これらの項目に沿って評価を行うことで、「多面的に作品内容を評価できる」とのこと。WDTI-Jは今後、映像が与える子どもの発達への影響について研究を進めるとともに、映像の見せ方、映像を見せる際の大人の関わり方などについても研究するという。
このエントリーのトラックバックURL
http://121.119.184.163/mt/mt-tb.cgi/791