東北大は専門分野で卓越した業績を上げ、将来も活躍が期待される教授に称号を与え、特別手当を支給する制度を4月から実施する。
世界でトップクラスの研究大学を目指す東北大は、競争原理を導入することで「教授の切磋琢磨(せっさたくま)」を促し、研究、教育の活性化を図る狙い。同大によると、業績などを基準に現役教授の待遇に差を設けるのは国立大では初めてという。
称号は「ディスティングイッシュトプロフェッサー(卓越教授)」。学内で推薦を受けた教授の中から、理事や外部の専門家で構成する選考委員会や学長が選ぶ。研究業績だけでなく、学生の指導や社会への貢献が秀でている場合なども対象となる。任期は3年で再任も可能。
2008年度は約800人の教授から25人を選び、月給に最大20万円を上乗せするという。称号を与える人数を今後増やすことも検討している。
学内では反対意見や財源捻出(ねんしゅつ)の問題もあったが、処遇面にめりはりをつけることで教授の励みになればと大学側。
学外から優秀な人材を獲得し、流出を防ぐ効果も期待している。