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013大学

2008年2月27日

大学のこれから

教育に関する議論が盛んになって久しいが、それらが主に義務教育に対するものである一方で大学教育に関する言及は比較的に少ないと思う。
大学が必ずしも全ての人が行く学校ではないからということと、大学はそれぞれに独自のカリキュラムや教育方針を持っているからということが、その大きな原因だろう。
しかし、高等教育機関としてその社会的な役割は大きいと思われる。
日本では依然として旧来の名門といわれる大学が力強く、東大を頂点とするヒエラルキーが浸透している。
一方でその価値基準は今後も普遍であるという考えには懐疑的な立場が多いのも現実だろう。

”「大学の競争力と資金投資は比例する」。東大が最近まとめたリポートにこんな文言がある。権威ある大学ランキングに占める大学数の国別のシェアと、民間寄付・産学連携・公財政支出の三つを合計した支出額には、ほぼ正の相関があることを“実証”する内容だ。
この支出額は二〇〇五年時点で日本二兆円に対し米国十五・一兆円、ドイツ二・八兆円、英国一・八兆円。東大の小宮山宏学長は「国内総生産に比べ、日本は大学への投資が少なすぎる。支出額を五兆円程度に増やすべきだ」と主張する。”

―「東大支援基金、国際競争力を強化――学生から選ばれる大学へ(解説)」(2008/02/23, 日本経済新聞)引用。

大学教育へいかに資金を投じるかが、今後の日本の大学の課題であるようだ。
高等教育の世界もビジネス界と同様に、急速にグローバル化・ボーダレス化が進んでいるようである。
世界各国から優秀な頭脳を受け入れることは大学自体の水準を維持するために、重要なキーワードとなっている。
実際に世界的に評価の高い大学はその構成も国際的である。
今後は国内の評価ばかりでなく国際的にも評価される日本の大学が増え、旧来の大学の評価も徐々に変化しうる。

大学院の国際連携も今後期待される。
独立行政法人理化学研究所は北京大学と原子核物理の分野で機関間連携を進めると発表している。
国際化が進むことは学生にとっても研究者にとっても刺激が増え、学問的な面のみならず個人のレベルでも得るものが多いだろう。
昨今理系の研究分野ではこのような国際的取り組みが見られるようになってきているが、文系分野については今後の更なる展開がより期待される。
文理全ての分野で国際化が進む頃の大学はどうなっているだろうか。

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