帯広畜産大は2008年度から、学生の数学の学力不足対策として、定年退職した高校教師を非常勤講師に採用、高校生向けの数学教科書を教材とする正規の指導科目を開設。
高校の学習内容を大学入学後に教える「補習」はこれまでカリキュラム外だったが、“格上げ”して単位を認定する。
新設講座「入門数学」は前期に週1回(90分)、計15回開講。一般入試を経ず、高校時代、理系の大学生としては数学の履修が不十分なまま入学する一年生約20人を対象に、高校向け数学教科書を教材に指導にあたる。微積分など大学で必要な基礎数学の習熟を図り、修了試験に合格すれば正規の単位を取得できる。
これまでは数学の学力に不安な学生が自主的に毎週1回、「補習」に参加、上級生のチューターから講義で分からない部分について説明を受けてきたが、十分な成果が上がらなかったという。
補習を正規科目としてカリキュラムに組み込むのは異例かもしれないが、正規科目でなければ学生が熱心に受講しないというのが現状のようだ。