経済的・時間的にゆとりもでき、人生経験と教養を備えた今だからこそ、と大学院で学び、修士・博士号に挑む熟年が増えているという。
大学側としては少子高齢化社会において生き残りをかけ、受験や学費面での優遇制度を設けるなど意欲の高いシニアの受け入れに力を注いでいる。
自らのビジネスマンとしての経験やノウハウなどを学問的に体系化したい、検証したいという目的での入学者がいることが一つの特徴である。
学生時代よりも学びたいことが鮮明になっており、そのため学ぶのが楽しいようだ。
また学んだ経験を活かし、その後は次世代の教育へと夢は膨らむ。
文部科学省の学校基本調査(2006年度)によると、全国の大学院の社会人入学者は修士課程8161人(全体の10.5%、10年前の約2.2倍)、博士課程が5157人(全体の30.7%、10年前の約3.3倍)と増えている。
大学側の積極的な受け入れ態勢も要因のようだ。
明確な目的意識を持ち、積極的に学ぶ姿は若い学生にも良い刺激を与えているという。