アナウンサーの話し方から授業の進め方に応用できる話術のスキルを学ぼうと、京都大学情報学研究科の辻高明助教らは、NHK関連団体と連携し教員向けDVD教材「ティーチング・チップス集」を作成した。京都大教員に順次配布し、授業の進め方の参考にしてほしいとのこと。
同教材は、財団法人「NHK放送研修センター(東京都)」のアナウンサー2人が講師として登場。1人が模擬授業を行い、もう1人が解説を行うというスタイルで教材が進んでいく。
教材の内容は、「講義の目的を明確にする」「ポイントを際立たせる」「黒板を上手に使う」など12項目で構成される。話し方のポイント別に、授業をわかりやすく、生徒を巻き込みやすくするための秘訣が詰まった教材となっている。
辻助教の所属する情報学研究科では、大学院生向けのアナウンサーからコミュニケーション技術を学ぶ集中講義を開いており、そこからヒントを得て今回の教材作成に至ったという。
大学教授の授業方法の改善については、全国大学で様々な取り組みが見られる。アンケートを取るなどの方法が改善策としては一般的だが、アナウンサーの技術を授業法の参考として導入するのは珍しいケースだ。