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012学校教育

2010年8月 5日

文科省の政策創造エンジン「熟議カケアイ」がグリーと連携 【ニュース/ウェブサイト】

文部科学省は7月30日、国民との議論を通じて教育政策を形成することを目的としたウェブサイト「熟議カケアイ」において、グリー株式会社が運営するSNS「GREE」と連携した。

 

●「熟議カケアイ」のサイトイメージ

jukugi.JPGGREEの会員数は現在1834万人という。「熟議カケアイ」では「わが国がスポーツ立国を目指す上で必要な方策は?」「未来の学校」といったテーマが挙がっている。

「スポーツ立国」に関する議論は、文部科学省による「スポーツ立国戦略(案)―スポーツコミュニティ・ニッポン―」のとりまとめを背景に設定された。文科省では、1961年に制定された「スポーツ振興法」を、半世紀たった今の社会に合うように見直し、新たに「スポーツ基本法」を検討することを視野に入れている。「スポーツ立国」の実現に向け、国民目線の率直な意見を募集し、より効果的な政策づくりに役立てようというねらいがある。こちらの議論は8月31日まで。

教育関係では、「未来の学校」というテーマで議論がかわされている。

 

同サイトでは、現在1万件弱のコメントが投稿されている。投稿されているコメントを見てみると、さまざまな立場のユーザーからの投稿があり、文科相への提言だけではなく、ユーザー同士での議論が起こっていたりしておもしろい。ユーザーが日常から親しんでいるSNSというコミュニティが議論の場になっているため、書き込みへのハードルが低いことがいい影響をもたらしているようだ。

しかしながら、掲示板上での自由な議論をユーザーにゆだねると、どうしても議論がかたよってしまうのはネックだ。特定のユーザーの発言が多くなったり、議論の方向性が定まらなくなったりすると「広く一般の人から意見をつのる」というコンセプトの達成は難しくなる。議論の活発化と整理のために、ある程度のファシリテーションは必要だろう。

課題はもろもろあるものの、「熟議カケアイ」の取り組み自体は価値がある。政策について広く一般から意見をつのり議論する土壌を、市民に身近な携帯電話というメディアではぐくんでいきたいものだ。

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