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012学校教育

2010年6月 8日

「勉強」が「遊び」に変わるとき ―「レゴエネルギーセット」の発表から 【コラム/教材】

レゴエデュケーションは6月3日、再生可能なエネルギーを計測して体験的に学ぶことができる教育教材セット「レゴ エネルギーセット」を発表した。発売は2010年8月を予定している。価格は1万4,490円。

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このセットは、「レゴ エネルギーメーター」「レゴ エネルギー貯蔵ユニット」「レゴ ソーラーパネル」「Eモーター」「ブレード6枚」、そして6種類のモデルの「組み立て説明書」が付属。これらと「9686 レゴ サイエンス&テクノロジーモーター付基本セット」を組み合わせて使用する。
このセットを使って、6種類のメインモデル「手回し発電機」「太陽光発電」「風力発電」「ソーラーカー」「水力発電」「ボート滑車」となっており、新学習指導要領に対応している。
(製品詳細はこちらのURLへ。http://www.legoeducation.jp/st/table/index.html

この教材の発表を耳にして、自身の小学校時代の理科実験の体験を思い出した。

小学校理科の実験は、多くの児童にとってお楽しみの時間だったと思う。学校ギライの子供でも、リトマス試験紙の色が変わったり、溶液によって食塩の溶け方が違うのを見ていると、仕組みがわかる・わからないに関わらず、わくわくしてしまうもの。

自身の体験を振り返ると、自分でつないだ回路のゴールでプロペラが回った瞬間は、当時のわたしにとって一番の感動体験だったと思う。目に見えない電気というエネルギーがこのプロペラを動かしていて、これがもっともっと大きなテレビや車や、たくさんの工場の機械を動かしているんだ...そんな気づきが自分の手から生まれていくことは、他の数々の教科の授業に比べてとりわけすばらしいことのように感じられた。それは何のお説教もなしに、「なぜ学校で勉強しなきゃいけないの?」という子供の問いに対して、ひとつの端的な答えを与えているように思われる。

自分が学習していることがどのように社会に還元されて、どのように人の役に立つのか。その答えを探す端緒に立ったとき、「勉強って楽しい」と思えるようになる。そう思えるようになったとき、勉強はすでに「勉強」という縛りを感じさせるワードとは離れている。自発性が生まれたとき、子供達の中で勉強は「遊び」に近いような自由さを持ったワードに近づいているのだ。

レゴエデュケーションの教育理念は「子供達の自発的な学びは遊びから生まれる」。このような理念はどの学校教育の現場でも目指されながら、決められたカリキュラムに沿って目標を達成していくにあたって、児童の自発性を引き出すのが難しいこともある。本教材が、学校現場に欠ける「イノベーション力」を引き出す原動力となる期待は大きい。

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