秋田県鹿角市立八幡平小学校の阿部くに子養護教諭が自主制作した保険のビデオ教材が日本視聴覚教育協会(東京都港区)から今年度の視聴覚教育各地功労者表彰を受けた。
阿部教諭は自ら台本を書き、子どもたちを登場させた。1993年に「野菜の嫌いな子どもにきちんと食べてもらうにはどうすればいいか」を考え、ビデオで伝えようと思いついたのが始まりだ。学校医にどんな栄養が含まれるかを話してもらい、ビデオに収めた。
このほか、歯の健康や噛むことの大切さ、サツマイモのおいしい食べ方、スタミナのある食べ物などをテーマに、これまで製作したビデオは十数本に及ぶ。最新作は、「早寝・早起き・朝ごはん」。
ビデオは見ていて飽きないように一本10分程度にし、保険委員の児童ら10人ほどにリポーターや医者などの役割を割り振り、台詞を覚えてもらい学校の教室やグラウンドなどで撮影する。撮影は2,3時間かけて行うが、台本の準備や編集で、一本完成させるのに2ヶ月以上かかる。
こうした努力の結果、2006年度に製作した「かぜを防ぐ服装術」が、県内の小中学校の教諭らが製作した視聴覚教材を発表しあう「県自作視聴覚教材交流発表会」(県主催)で最優秀賞を受賞した。このビデオでは、鳥インフルエンザも含めインフルエンザの動向をニュース形式で伝え、服を上手に重ね着することでいかに寒さや風邪を防ぐことが出来るかを紹介した。
県教育委員会は「その時々で問題視されている題材を上手く取り上げている」と評価する。
阿部教諭は「子どもたちがビデオを笑いながら楽しんで見てくれるのを励みに作っています」と話している。
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