「ウミガメの街」をPRする兵庫県明石市で、11月に開催される「第19回日本ウミガメ会議」に参加する専門家を、市内の小・中・高校の計10校に招き、ウミガメの生態などについて説明してもらう「出前講座」を開くと発表した。市海岸課は「専門家が集まる折角の機会。ウミガメを環境問題の"象徴"ととらえ、身近な環境学習の教材にしてもらいたい」としている。
市によると、会議は11月28~30日に市民会館で開かれる。県内では初めてで、国内外の研究者や保護活動に取り組む人たち約700人が参加する予定。
市はこれまで職員が小学校や地域を訪ねて、ボランティアが砂浜で清掃活動に取り組んでいることや、夜間の花火禁止などを説明して、ウミガメ保護に努めている現状を伝えていたほか、今年8月にはJR明石駅構内でアカウミガメの子ガメ2匹を展示して、会議開催のPRもしていた。
また、市が神戸市立須磨海浜水族園に預けて、人工飼育されていたアカウミガメ3匹が、来月中旬に遠州灘に放流されることも決まった。3匹はいずれも甲羅の長さ約65センチ、重さ50キロで、今月24日に神戸空港島西緑地の人工海水池に移される。市が「日本ウミガメ協議会」に相談して、野生に戻す前に人工池でしばらく慣れさせることにしたという。
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