福岡県柳川市教育委員会は、経験豊かなベテラン教師の授業風景を収録したDVDの第一弾100枚を作製した。教員らの授業力の向上を狙ったもので、市内の小中学校に配付し、校内研修などに役立てようという狙いだ。
完成したDVDは「シリーズ授業改善国語編」で、同士立大和小学校の堤みね子教諭が昨年10月に行った2年生の授業風景を収録している。
教師の選考に当たっては市教委が「授業力がある」「児童生徒が学ぶ姿が他校のモデルとなる」といった基準を設けた。堤教諭は、子供の反応を予測でき、声の出し方や考え方も適切として選ばれたという。
収録されている内容は「おもしろいお話をたくさん読もう」という授業の一コマで、収録時間は43分。教材は主人公のえっちゃんがお母さんからもらった大事な帽子を取り返すために大男に立ち向かうという本。児童たちはえっちゃんの気持ちなどを読み取るため、調べたり話し合ったりする。そのうえで、状況や心情などを考えながら大きな声で音読するなどして、作品への理解を深めていくという授業だ。
この授業の学習指導案や、授業で使用したノート、授業風景の写真は別にCDに収録し、DVDと同封している。
市教委では、今後も教師を人選し、毎年1~2教科の授業で続編を作る。将来は、中学校の授業も含め、すべての教科で作製していきたいとしている。
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