公立中学校の本年度予算のうち、理科の設備備品費は生徒一人当たり平均453円、消耗品費は341円にとどまっていることが12日、科学技術振興機構(JST)と国立教育政策研究所の共同調査で分かった。
一校当たりの設備備品費は平均15万4000円だが、ゼロから100万円までの幅が見られた。設備備品費が全くない学校は18%、消耗品費も2%存在し、観察や実験の障害が出ている。理科教員の76%は、予算が足りないために観察や実験の教材費を自費で負担したことがある、と回答した。
新学習指導要領によって中学理科の授業時間数は現行から3割増しになる予定だ。実験や観察も重視されるが、来年度からの先行実施を前に厳しい授業環境が明らかになった。
調査は6-7月、全国の公立中学校から約500校を抽出、337校、572人の理科教員から回答があった。
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