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012学校教育

2008年9月11日

論語の素読で品格を育てる塾開講

栃木県大田原市で、市教委は10月4日から論語の素読を通じて市民の品格や誇りを育もうとする「何陋塾」を開講する。漢文の意味よりも言葉を覚えることを重視した素読で論語に親しんでもらう内容。論語から百章を抜粋した教材を独自に作成し、小沼隆教育長らが講師を務める。

 

素読とは文章の意味を気にせずに,暗誦できるようになるまで,繰り返し音読することが原義。意味は理解力がついてから考えさせるという学習法だ。明治期以前は論語などをテキストに漢文の習得方法として広く行われていたという.有名な話では,湯川秀樹もこの方法で漢文脈に親しんでいた。

対象は小学生だが、一般向け教室も設けるという。

 

講座名は黒羽藩校「何陋館」にちなんでいる。同校は十一代藩主大関増業が子弟教育のために創立。「何陋」は論語の一説からとったとみられ、「徳の高い人がいれば、一般に広まる悪習が改善する」という意味。大関家の史料を読むと、同校の壁書きに「まず素読すること」と記されていたという。大関家城代だった浄法寺邸の改修工事を行い、来年四月からは同邸和室に会場を移して開催する予定。市生涯学習課は「小さいうちに論語を学び、生涯残る糧としてほしい」と参加を呼び掛けている。

 

受講料は半年で千五百円。定員は、小学生親子二十組、一般向け約四十人を予定。問い合わせ、申し込みは二十五日までに同課電話0287・98・7115へ。

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