インターネット先進ユーザーの会(MIAU)はこの程、情報リテラシー教育用の教材「"ネット"と上手く付き合うために」(ver.1)をまとめ、MIAUのサイトで公開した。今後、更に内容を充実させ、順次最新バージョンを公開していく予定だ。
MIAUは「青少年ネット規制法」が6月に成立した後、「安易な規制よりも、青少年に対するネットリテラシー教育がまず先にあるべきだ」として、インターネットの教科書作りを進めていた。中学校などの教育現場と情報交換しながら、インターネットユーザーならではの視点から、具体的で実際に役立つ内容をまとめたという。
ver.1の内容は「ネットは匿名ではありません」と「メールから少し離れてみよう」の2章(22ページ)で構成。第一章では、ネットは匿名性が高いものの実際には個人を特定できることを記述、それによりネットいじめやブログ炎上、なりすましメールなどの問題の解決に結び付けたいという。秋葉原の通り魔事件以来ネットでの犯行予告に対し警察は鋭敏な反応を見せ、何人もの逮捕者を出している。ネットなら何を書いても大丈夫という神話はもはや過去のものだ。
第二章ではメール依存の子供が多いことを受け「携帯メールやり過ぎ度チェック」を掲載。自分の姿を一度客観的に捉えられるようになれば、携帯への依存度は下がっていく、と指導する。
現在高校の「情報」の授業では情報リテラシーが教えられているが、中高生でインターネットや携帯電話を使い始める子供はもはやマジョリティだと言える。より早期の対策を求める声は多く、新学習指導要領(平成12年度から)では、中学校で情報リテラシー教育が始まることになっている。MIAU発起人の一人で制作に関った小寺信良さんは、「中学で教育が始まるまでの3年半の間、授業で活用して問題解決に役立てて欲しい」と話す。
この教材は、原著作者(MIAU)の名前を表記することで商用・非商用に限らず、複製や配布のほか二次的著作物の作成も無償で可能。ver.1は予定している項目のまだ20%程度で、今後も制作を続けていくという
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