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012学校教育

2008年7月24日

初の児童向けアイヌ語教科書

北海道教育大旭川校の手塚順孝(よりたか)准教授のゼミ室が、小樽市の小学校教諭らと協力し、小学生向けのアイヌ語テキストを作った。一般向けには、道ウタリ協会がアイヌ語教室での活用を目的に作った初級テキスト「アコロイタク」などがあるが、対象を小学生に絞ったものは初めて。手塚准教授は「総合的な学習の時間での活用が考えられる」としている。

 

教科書は「これは●●です」などの言い方から始め、いつ、どこで、何が-といった質問の仕方や、「●●したい」「●●しましょう」など、簡単な会話を学ぶ内容となっている。全十三章、A4版で34ページ。

 

手塚准教授は英語教育が専門だが、旭川地方のアイヌ語研究にも取り組み、今回のテキスト作りにも参加した同校の井筒勝信准教授と共に2006年に「基礎アイヌ語」(サッポロ堂書店刊)を出版した。二年前、小学校の教諭らから「アイヌ語を学ぶための教材がない」との悩みを聞き、ゼミの学生とテキスト作りを進めてきた。

 

小学生が無理なく楽しく学べるよう、現役の小学校教諭にも参加を要請。「アイヌの学習にチャレンジ」などの著書があり、昨年度にホームルームの時間にアイヌ語の単語を学ぶ実践を行った、小樽市立北手宮小の平山裕人教諭らが構成などを助言した。

 

民具などの挿入写真は、川村カ子トアイヌ記念館(旭川)の川村兼一館長が提供した。川村館長は「テキスト作りは大事で、いい試みだと思い協力した」と話す。

 

手塚准教授は「完成度はまだまだだと思うが、学校でアイヌ語を学ぶための第一歩となれば」としている。百部印刷。販売はしないが、「自由にコピーして活用してほしい」としている。問い合わせは手塚ゼミ(電)0166・59・1273へ。

 

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