団塊世代のベテラン教師が大量退職する時代を迎え、優れた教材や授業指導案などを整理し、教師が自由に閲覧できるシステムの構築が盛んになっている。
京都市教委は2005年に、若手教師の育成を目的に総合教育センター内にカリキュラム開発支援センターを設置した。
それを参考にし、大阪府教委は昨春、大阪市住吉区の府教育センター内に「カリキュラムNAViプラザ(通称・カリナビ)」を開設、幼稚園から高校までの指導案が教科ごとに整理された。
例えば、小学校の割り算で調べれば、「オモチャの金貨を使い、数人で分け合って割り算の意味を学ぶ」などの具体的な指導法がすぐに見つかる。閲覧・コピーも自由で、「次の授業にすぐ使える内容が見つかる。」と教師たちには好評だ。
また、神奈川県教委は今年度から、教育センターと学校をネットで結び、教材や指導案を閲覧できるシステム作りを進めている。
従来、過去の教育研究の報告書は研究テーマに沿って他の文書や資料と一緒に綴じられていることが多く、折角の資料も埋もれがちだった。必要な学年、教科の指導案を探すのが難しかったという指摘もある。
大阪府では現在2000人を超える教師が退職し、その傾向は今後も続き、5~10年後にはピークを迎えるという。
ベテラン教師が減っていく時代、若手教師の指導力向上が望まれる。意欲ある若い教師を伸ばす環境を整えることが大事だろう。
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