小学生向けの「防災教育キット」が作成され、注目を集めている。
作ったのは神戸学院大の「防災・社会貢献ユニット」専任講師、舩木伸江さんとゼミの学生たち。南海・東南海地震などの大規模災害のリスクが指摘される中、「子どもたちが不足の事態でも行動できる力を培うきっかけに」と考案された。
その教材の内容は「カードゲーム」。イラスト入りのカードは、懐中電灯、タオル、下着、水、食品用のラップなど36枚。授業ではグループを組み、そのうち優先順位が高いと思われるもの9枚を選定する。正解はなく、生徒たちが自主的に考えることに意義を置いている。教材は2006年末から昨春にかけて8教科分を100セット作り、大学を通じて無償配布した。近畿だけでなく首都圏にもその評判は及び、品切れが続出、改訂版の制作を検討中だ。
防災に関しては、「教え方が分からない。」という現場教諭の声が相次ぎ、それを耳にしたことが教材作成のきっかけとなったという。教材は国語、算数など通常の授業でも使えるよう学習指導要領に沿って内容を考え、指導書も併せて作成した。
阪神大震災から13年、人々の防災への意識は薄れてきていると語る舩木さん。隣国中国で起きたような大災害がいつ日本に来るかわからない。人々の意識を喚起する意味で非常に大切な教材だと言える。
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