『親子で楽しく学ぶ フィンランド式脳力アップBOOK』(フォーメンズ出版)の著者・小林朝夫氏はこう語る。
「フィンランドの国の教員方針は、生活のなかで多くの知識を身につけることを重点においています。森の中に入って、実際に木や草や花を自分の目で見て、手で触れて確かめ、それらの植物の詳細について学ぶ。そんな実践的な教育を柱にして、立体的に知識と思考力を身につけていく方法が『フィンランド式』なんですよ」
この本にはイラストが多数掲載されているが、単にそれを見て覚えるだけのシステムではない。イラストの名称を答えるのではなく、解答・解説を読んで自分なりにそのものに対して理解を深めるのを目的としているのだ。
たとえば傘について、傘の柄は誰もが知っているだろうが、「石突き」になるとどうだろうか?その部分の名称にも驚かされる子どももいるだろうし、その名称の意味を知って、理解を深める子どももいるでだろう。
本に書かれている説明を元に放射状に知識を得、そして自分の中で体系化し考えていく。これこそがフィンランドの教育の真髄なのだ。
近年国際的な教育水準の中で学力の低下が顕在化してきた日本だが、フィンランドの教育法は60年代の頃の日本で普通に行われていた教育だという。これを機に、古き日本の教育法を見直すべきなのかもしれない。
このエントリーのトラックバックURL
http://121.119.184.163/mt/mt-tb.cgi/148