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012学校教育

2008年5月29日

子供向け環境教材が盛んに

地球温暖化などの環境問題に注目が集まる昨今、環境教育も盛んになっている。

兵庫県加古川市では1998年から小学生向けに地元の環境保全を喚起した副教材「加古川のかんきょう」を制作している。5年ごとに改訂され、今回が第3版となる。以前はごみ処理場や浄水場などの市の施設紹介が中心だったが、今回は、地球規模で環境破壊が進む中、身近な地域の環境をどう守るかという点に主眼を置いた。

その内容は、まず地球の現状として、温室効果ガスの増加によって進んでいる温暖化について解説。続いて、加古川を中心に、地元の干潟や海、里山、水田、ため池などの豊かな自然、生物を紹介。最後に、その自然を守るために、節水、節電、ごみの分別などの環境に配慮した活動をすることを提起する、という構成だ。

教材は市や市教委職員、小学校教諭の計七人が編集委員となり、昨年6月から10ヶ月かけて検討を重ねて制作された。A4判のカラー、31ページで、3,600冊を印刷。市内の全小学校に1学年分ずつ配布し、共用で使う。表紙と背表紙には、昨年度の環境月間に募集したポスターの小中学校それぞれの最優秀作品を使った。

市環境政策課は「子どもたちが、まずは家庭でできることから環境問題に取り組んでくれれば」としている。

 

また、徳島市は小学校高学年向けの学習教材「こどもエコチャレンジノート」(カラーA4版 8ページ)を制作、市職員が小学校などで行う「出前環境教室」の教材として使用する。

その内容には、漫画を使って温暖化の仕組みや影響を紹介するなど、子どもの理解を助ける工夫が満載。こまめな消灯、テレビを我慢する、レジ袋を断る、などの9項目が家庭で出来る省エネメニューとして提案され、また、楽しんで実践できるよう、塗り絵をしながら二酸化炭素1000グラム削減を目指すコーナーも設けた。

 

市や地域による環境教材作成が盛んだということは、転じて文科省作成の教科書に環境問題を触発する要素が少ない、と言えるだろう。これらの教材を踏まえて、よりよい子供向け環境教材が生み出されることが期待される。

  

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