3月9日付けの
リセマムの記事によると、NTTグループは、全国5自治体公立小中学校10校の協力を得て、家庭と学校をつないだICT利活用のためのフィールドトライアル「教育スクウェア×ICT」を開始するという。
この取り組みでは、教育向けクラウドを利用し、デジタル教材の配信や学校ポータルの開設、指導用アプリの提供などといった教育サービスを行っていく。学校内でのICT利用だけではなく、学校と家庭をつなぐという点が新しいこころみだ。生徒が手にするタブレット端末が、これまでの連絡帳や家庭学習ノートに代わり、学校と家庭をつなぐツールになるのである。どういった成果が得られるのか期待が高まるところ。
実施期間は、2011年度第1四半期から最長3年間の予定だ。対象となる自治体および学校は以下の通り。
秋田県八峰町/八森小学校、塙川小学校、水沢小学校
新潟県関川村/関川小学校
神奈川県川崎市/南百合丘小学校
鹿児島県与論町/茶花小学校、那間小学校、与論小学校
以上に加えて、今月中に1自治体で1小学校1中学校が発表される予定。対象となる学年と教科は、小学5年生の算数/理科/社会、中学2年生の英語が予定されている。
参加する自治体には島部や山間部も含まれるが、すでにブロードバンドが利用できる設備があるらしい。この春からは、校内LANや教室内の高速無線LANの敷設に着手するという。
ICTを活用して学校が校外とつながるこころみは、世界的にも珍しいようだ。今回の期限付きのトライアル以降も学校が自力でサービスを維持していけるよう、トライアル期間内に実施内容の吟味、コストの削減をはかっていくことが必要だろう。