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012学校教育

2009年11月12日

全国で新聞を授業に取り入れよう ―「NIE」の動きが全国で活発化

新聞を教材として授業に取り入れる、「NIE(教育に新聞を)の動きが全国的に高まってきている。2011年度から実施の小中学校の新学習指導要領に、新聞の具体的な活用法が盛り込まれたのが追い風になっている。今月2~8日には、NIE週間に合わせて新聞を使った授業が各地で行われた。

 

広島県福山市の幕山小学校では、毎週月曜日の始業前15分間を使って「NIEタイム」を実施。学年ごとに異なるメニューで、全児童が新聞にふれる時間だ。低学年にはタブロイド判の「ちゅーピーこども新聞」が配られ、好きな写真を切り抜く、教諭に呼んでもらって感想を発表するなどといった内容になっている。一方高学年は教材は同じ新聞だが、気になる記事を選んで記事のポイントに線を引きながら読んでいくという個別の取り組み。読み終わったあとで、ワークシートに記事に目をつけたポイント、感想を書き込んでいく。

 

富山県砺波市の市立庄西中では、「だれもが生活しやすい社会にするためにはどうすればよいか」といったテーマをもとに、新聞記事をもとに生徒たちがパネルディスカッション形式で話し合う授業が行われた。

 

岩手県北上市の黒沢尻東小学校では、見出しのつけ方、アンケート結果の書き方、紙面でのグラフの使われ方などを学習。その後、学んだことを利用して班ごとに事前に調査した内容を他の班に伝えるための工夫を考えた。

 

学校だけではなく、学習塾でも新聞記事を利用した授業が行われている。多摩地区で進学塾を展開する「ING進学塾」青梅教室では8日、毎日新聞社会部多摩総局の河嶋浩司記者が「新聞の読み方」と題して、講演を行った。当日の新聞各紙を読み比べながら、新聞ができるまでの流れや、取材手法などについて話した後、生徒が記事内容の説明や感じたことなどを発表した。

 

NIEを行っている教育機関からは、新聞を教材として取り入れたことによって国語の成績の向上がみられるなどの成果をあげるところも。5W1Hにのっとって書かれている新聞のテキストは、情報の読み取りにも表現にも使える教材として評価されているようだ。活字離れが懸念される昨今だが、新聞記事の教材活用の可能性は大きい。

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