これぞiPadアプリ、といった電子書籍が登場した。「元素図鑑 The Elements」だ。
スイヘイリーベ、ボクノフネ・・・多くの人が必死で覚えた記憶があるであろう元素周期表を、iPadならではの美しい画像とともにそれぞれの元素について詳細に解説したこの電子図鑑。アルファベット2文字とカタカナの元素名を、テストのために単語帳で照らし合わせても、それぞれの元素が何なのか結局わからないままに化学とサヨナラした文系の人々は多いはず(筆者もその一人)。
だが、この「元素図鑑 The Elements」には、化学が好きでない人にも興味をもたせる仕掛けがいっぱいだ。このアプリでは、現在存在が確認されている118種類の元素のサンプルを3D画面で表示。iPadの画面をまわして動かすとサンプルがぐるぐる回る仕組みになっており、さまざまな角度から元素のすがたを見ることができるようになっている。
また、化学という教科を毛嫌いした人でも興味をひかれてしまうのが、各元素に関連する身近なグッズを紹介している点。亜鉛ならば鉛の兵隊の人形、金ならば金塊、上のキセノンの画像の例ならば、スタジオカメラマンの使うフラッシュチューブなどと、すべての元素のページでその元素が構成する身近なものの例が挙げられているのだ。その例は全部で500を超える。
さらに好奇心をくすぐることに、オプションの3D対応メガネを使えば、飛び出す元素の世界を楽しむことが出来るようになっている。
目の前のiPad端末にしろ、自分の体にしろ、今鳴っている携帯電話にしろ、身の回りのすべてのものが小さなツブツブからできていると考え始めると、無性にドキドキしてしまう。iPadの特性を生かしたこの教材は、学問分野への興味を広く一般の人に持たせる、という点で非常に優れているといえるだろう。
価格は1,600円で、購入はApp Storeから。
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