東京工科大学メディア学部と、りそな銀行多摩地域(国立市)が協力して、低学年の児童や園児向けの金融教育の絵本を作成した。働いてお金を稼ぐことや、お金を大切に保管するために銀行に預けることなど、社会の仕組みがわかるようになっている。りそなの支店を通じて多摩地区の幼稚園や図書館に寄贈したところ評判が良かったため、全国に配布することを検討している。両者は2006年に産学連携の協定を結び、金融教育の教材の開発などに取り組んでいる。
絵本の題名は「スイートちゃんとマネーくん おかねのたび」(B5版変型、33ページ)。女の子のスイートちゃんが、母親から小遣いをもらうことから物語が始まる。1000円札をキャラクターにしたマネーくんが、お金がどのように流れて小遣いとしてスイートちゃんのところに来たかを説明していく。
シナリオはりそな、イラストは工科大の大学院生2人が担当した。同大大学院バイオ・情報メディア研究科1年の西沢美希さん(23)は、「子どもが見やすい色にするのが難しかった」と振り返る。同大メディア学部の稲葉竹俊教授は「銀行とやり取りして、求められたものを作ることは、学生の勉強にも役立つ」と話す。
今回は、小学校高学年を対象に、インターネット上に掲載されている教材「スイートのケーキ屋さん」に続く第2弾。これは、子どもたちがケーキ屋の経営者になり、資金を銀行から借りたり、売り上げが伸びない時の対策を考えたりする内容になっている。
りそなでは、4000部を作成した。問い合わせは、りそな銀行多摩地域((電)042・572・1431)へ。
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