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011幼児教育

2008年8月19日

おもちゃを使って学ぶ「おもちゃ学」

子どもにとって「おもちゃ」は携帯ゲームになりつつある中、幼児を対象に積み木やカードなどを使って物の大小、空間把握能力などを身に着けさせる「おもちゃ学」が人気を集めている。

 

保育士養成の専門学校「神戸こども総合専門学院」(神戸市北区)では、オランダで考案された手法「ピラミッド・メソッド」の講座が定期開催されている。ピラミッド・メソッドとは、年齢と発達に合わせておもちゃを選び、物の大小や形、空間などを認識させていく理論だ。

講師の辻井正学院長(68)は長年、ヨーロッパのおもちゃを研究。オランダ政府が公認する同メソッドの指導員として、日本でただ一人の有資格者だ。

 

具体的には、オランダの二歳児の女の子の映像をもとに授業は進む。円柱や四角、三角などの積み木をオモチャ箱の枠に入れようとするがうまく行かない様子が流れる。二歳児の段階では、まだ形を認識できないということだ。それが年齢があがるにつれ形を把握し組み立てていく力が身に着いていく、という課程が丁寧に説明された。

 

講座は毎週金曜日に開かれ、学生のほか約二十人の現役の幼稚園教諭、保育士らも聴講する。京都や和歌山など県外の受講者も多い。

辻井さんは「日本では長い間、おもちゃを遊ぶ道具と考える慣習があり、理論づくりや教師らへの教育も遅れてきた。教材としての価値を現場に浸透させていきたい」と力を込める。

 

他にもカードゲームによって数字や考える能力が向上することに着目し、教育に取り入れている幼稚園もあり、全国各地で少しずつ広がっていっている。

 

ピラミッド・メソッド講座への問い合わせは神戸こども総合専門学院TEL078・591・5879

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