平成16年度「指導力不足」と認定された教員は566名。
うち282名が平成16年度に新たに認定された教員だ。
指導力不足教員の定義は各教育委員会で決まっている。
その定義は教育委員会ごとに異なっている。
確かに昨今、報道などでは信じられないような教師の実態が見られるようになった。
しかし一方で急激な社会環境の変化に伴い、子どもも親も変わったのも事実だろう。
一概に教員ばかりを責めるのは責任転嫁になる側面もあると思う。
また各教育委員会の認定の内実は、認定された教員自身にも説明があいまいであるなど、その不透明性を問題視する声もある。
この制度が教員に対する思想的・政治的な介入手段になりかねない危険性もあるといえる。
「指導力のない教員」、何を以ってそれが判断されうるか。
親の積極的な教育に対する関心(ここで言うのは成績に対する教育的関心ではない)で以って、わが子を、そしてその担当教員を見極める必要がある。
そのためには実際に親が教師と子どもについてじっくり語り合い、ともに子育てをするパートナーとして協調関係を築けるような風土作りが欠かせないのではないだろうか。